文学その3

『青空文庫』にある作品を『Google Translate』で英訳してみました。

怪人二十面相:江戸川 乱歩(481-529)/3301

松野運転手は、あいさつをして、玄関わきのガレージの中へ姿を消しました。 The Matsuno driver greeted and disappeared into the entrance garage. そのガレージの裏がわに、彼の部屋があるのです。 There's his room behind the garage. それから朝までは…

怪人二十面相:江戸川 乱歩(427-480)/3301

二十面相はまたしても、忍術を使ったのではないでしょうか。 I wonder if the 20th aspect used ninjutsu again. けっきょく、夜の明けるのを待って、さがしなおすほかはないと一|決しました。 First of all, it was decided that there was no other way t…

怪人二十面相:江戸川 乱歩(380-426)/3301

そして、二―三歩花壇の中を走ったかと思うと、たちまち、ガチャンというはげしい金属の音がして、賊の黒い影は、もんどり打ってたおれました。 Then, when I thought I ran in the flower bed for a few steps, I immediately heard the sound of a powerful…

怪人二十面相:江戸川 乱歩(322-379)/3301

「人を呼んではいけません。 "Do not call people. 声をおたてになれば、ぼくは、かまわず引き金をひきますよ。」 If you speak up, I will pull the trigger. " 「きさまはいったい何者だ。 “Who are you? もしや……。」 If so ... " 「ハハハ……、やっとおわ…

怪人二十面相:江戸川 乱歩(254-321)/3301

「おい、時間は?」 "Hey, how much time?" 壮太郎氏の、うめくような声がたずねます。 Mr. Sotaro asks a moaning voice. 「十二時一分すぎです。」 “It ’s just over 12 minutes.” 「なに、一分すぎた? "What did you do for a minute? ……アハハハ……、ど…

怪人二十面相:江戸川 乱歩(198-253)/3301

あいつの武器は腕力ではありません。 His weapon is not strength. 知恵です。 Wisdom. 知恵の使い方によっては、ほとんど、この世にできないことはないですからね。」 Depending on how you use wisdom, there is almost nothing you cannot do in this wor…

怪人二十面相:江戸川 乱歩(154-197)/3301

「わしは、おまえがいなくなってから、旧ロシア皇帝の宝冠をかざっていたダイヤモンドを、手に入れたのだよ。 "I got the diamond that held the crown of the former Russian emperor after you were gone. 賊はそれをぬすんでみせるというのだ。」 The ban…

怪人二十面相:江戸川 乱歩(113-153)/3301

こげ茶色の薄がいとうを小わきにして、同じ色のダブル・ボタンの背広を、キチンと着こなし、折り目のただしいズボンが、スーッと長く見えて、映画の中の西洋人みたいな感じがしました。 With a dark brown thin tail, a double button suit of the same colo…

怪人二十面相:江戸川 乱歩(69-112)/3301

その早朝、壮二君がタオルのねまき姿で、しかも両手には、何かおそろしげな、鉄製の器械のようなものをだいて、土蔵の石段を庭へおりてきたのです。 In the early morning, Souji was wearing a towel, and with both hands, something like a messy, iron-l…

怪人二十面相:江戸川 乱歩(38-68)/3301

喜びというのは、今から十年以前に家出をした、長男の壮一君が、南洋ボルネオ島から、おとうさんにおわびをするために、日本へ帰ってくることでした。 The joy was that the eldest son, Soichi, who left the house 10 years ago, came back to Japan from …

怪人二十面相:江戸川 乱歩(1-37)/3301

怪人二十面相 Phantom Twenty Faces 江戸川乱歩 Edogawa Rampo はしがき Foreword そのころ、東京中の町という町、家という家では、ふたり以上の人が顔をあわせさえすれば、まるでお天気のあいさつでもするように、怪人「二十面相」のうわさをしていました。…

踊る一寸法師:江戸川 乱歩(225-287)/287

「ホホホホホホホホ」 "Hohohohohohohoho" 突然|晴々しい女の笑声が起った。 Suddenly: A wonderful woman laughs. 「豆ちゃん味をやるわね。 “I ’ll do the beans. ホホホホホホホ」 Hohohohohohoho " それは云うまでもなくお花の声であった。 Needless to…

踊る一寸法師:江戸川 乱歩(176-224)/287

白痴の様に見える一寸法師だけれど、流石に商売柄、舞台の口上はうまいものだ。 Although it looks like an idiot, it is a sculptor, but it has a good business pattern and the mouth of the stage is delicious. いつも八字髭の手品使いがやるのと、口…

踊る一寸法師:江戸川 乱歩(107-175)/287

そして、常談の様な調子で、 And, like the usual story, 「ひでえなあ」 "Hideena" とつぶやいたばかりだった。 I just muttered. 「オー、鞠投げをやろうじゃねえか」 "Oh, can't I throw a spear?" 突然、鉄棒の巧みな青年が立上って叫んだ。 Suddenly, a…

踊る一寸法師:江戸川 乱歩(53-106)/287

下品な調子で彼を読込んだ万歳|節が、次から次へと歌われた。 The verse that sang him in a vulgar tone was sung one after another. てんでんに話し合ったり、ふざけ合ったりしていた連中が、段々その歌の調子に引き入れられて、遂には全員の合唱となっ…

踊る一寸法師:江戸川 乱歩(1-52)/287

踊る一寸法師 One dimensioner who dances 江戸川乱歩 Edogawa Rampo 「オイ、緑さん、何をぼんやりしてるんだな。 "Oi, Mr. Midori, what are you doing vaguely? ここへ来て、お前も一杯|御相伴にあずかんねえ」 Come here, you are full | 肉襦袢の上に…

湖畔亭事件:江戸川 乱歩(1728-1770)/1770

「そういう訳ですから、どうかこのことは君の腹だけに納めて、誰にも話さないで下さい。 "That's why, please keep this in your stomach and don't talk to anyone. もしこれがばれて、元の雇い主に呼び戻される様なことがあれば、長吉はきっと生きてはいな…

湖畔亭事件:江戸川 乱歩(1692-1727)/1770

そして、その唯一の証拠品であるトランクを、風呂|竈で焼くことを思いつきました。 And I came up with the only proof of it, the trunk, which is baked in a bath | 人の寐静まった頃を見はからい、トランクをこわしては、少しずつ焼き捨てて行くのです…

湖畔亭事件:江戸川 乱歩(1652-1691)/1770

山伝いに闇にまぎれて、Y町とは反対の方へ走りました。 In the darkness over the mountain, I ran to the opposite of Y town. 無論落ちつく先きはちゃんと申し合せてあったのです」 Of course, the point that settled down was properly informed. " 私…

湖畔亭事件:江戸川 乱歩(1612-1651)/1770

それを、彼女はもう夢中で、蓋の隅の方を無理に持上げて、そのすき間から指を入れ、やっとの思いで数十枚のお札を抜き出すことが出来ました。 She was already crazy, forcibly lifted the corner of the lid, put her finger in the gap, and finally pulle…

湖畔亭事件:江戸川 乱歩(1576-1611)/1770

「一寸待って下さい」 "Please wait a minute" 私は河野の言葉の切れ目を待ち構えて、口をはさみました。 I waited for a break in Kono's words and pinched my mouth. 彼の告白がいつまでたっても、私の疑問の要点に触れぬもどかしさに絶えかねたのです。 …

湖畔亭事件:江戸川 乱歩(1535-1575)/1770

一体どうしたというのでしょう。 I wonder what happened. この事件には、何か根本的な大錯誤があったのではないでしょうか。 There may have been some fundamental mistakes in this incident. 「長吉は死んでやしないのですよ。 “Nagakichi does n’t die.…

湖畔亭事件:江戸川 乱歩(1472-1534)/1770

「君は僕の鞄の中のものを見ましたか」 "Did you see anything in my cage?" そういって彼にじっと見つめられますと、何の恐れる所もない筈の私までが、多分まっ青になっていたことでしょう、動悸が早くなって、腋の下からタラタラと冷いものの流れるのを感…

湖畔亭事件:江戸川 乱歩(1427-1471)/1770

鞄は丁度私の足下へ転がり落ちました。 鞄 just rolled down my feet. そして驚くべき在中品が、目の前に開いた鞄の口から危くこぼれ出す所でした。 And the amazing items were dangerously spilled out from the mouth of the spear that opened in front …

湖畔亭事件:江戸川 乱歩(1385-1426)/1770

そして、今では別の旅館が建ち、さしも有名であった湖畔亭は見るかげもなく寂れはてているという事です。 Now, another ryokan is built, and the famous Kohan-tei is lonely. 読者諸君、以上が湖畔亭事件の表面上の物語りです。 Reader readers, the above…

湖畔亭事件:江戸川 乱歩(1331-1384)/1770

「焼いたのは人の寐ている真夜中に相違ありません。 “I baked it is no different in the middle of the night when people are crawling. 少々匂が残っていても、朝までには強い風に吹き飛ばされてしまいます。 Even if there is a little smell, it will b…

湖畔亭事件:江戸川 乱歩(1282-1330)/1770

無論三造のいない時にですよ。 Of course, when there is no Sanzo. すると例のブリキ箱です。 This is an example tin box. 短刀を初め三造に似合わしくない品々です。 These items are not suitable for Sanzo, such as a dagger. で、その棚を捜す時にで…

湖畔亭事件:江戸川 乱歩(1235-1281)/1770

「この事件には疑うべき人物が沢山あります。 “There are many people in this case that should be doubted. 第一はトランクの男、第二は松村という若者、第三はこの宿の主人。 The first is a trunk man, the second is a young man named Matsumura, and …

湖畔亭事件:江戸川 乱歩(1191-1234)/1770

「これに見覚えはありませんか」 “Do you know this?” 河野は私の方を見ていいました。 Kono was good looking at me. 「エエ、そんな風な短刀でした」 “Eh, it was such a dagger.” 私は思わず口を辷らせ、そこに巡査のいることに気づいて、しまったと思い…

湖畔亭事件:江戸川 乱歩(1141-1190)/1770

一方警察の方では、先にもいった、大仕掛けなトランク捜索の仕事を初め、森の中、湖水の岸と洩れなく探し廻ったのですが、結局何の得る所もない様子でした。 On the other hand, the police first started searching for a large-scale trunk, and searched …