文学その3

『青空文庫』にある作品を『Google Translate』で英訳してみました。

サレーダイン公爵の罪業(チェスタートン ギルバート・キース):直木 三十五(411-461)/461

彼はスティーフンに流行の着物をととのえかつ楽な旅のよう出来るだけ金を送って添手紙には簡単に書いてやったんだ。

He sent as much money to Stephen as possible to make a trendy kimono and an easy journey, and wrote in a letter.

『これがのこった全部だ。

"It's all about this.

御前は兄を丸裸にした、ただノーフォーク州にしっ素な家があるだけだ、もしこの上も御前が俺から何にものかを絞り取る気なら、この家を取る外はあるまい。

You've made your brother naked, there's just a small house in Norfolk, and if you're willing to squeeze something out of me, it's hard to go outside this house.

望むなら来て占領した方が好い。

It is better to come and occupy if you want.

俺はここに御前の友人なり支配人なりとしてひっそり生活するであろう』

I will live quietly here as your friend or manager. "

「彼はかの青年シシリヤ人が彼等兄弟の肖像画は見たであろうが、まだ顔は知らないという事を知っておった。

"He knew that the young Sicilians would have seen the portraits of their brothers, but they still did not know their faces.

兄弟が共に尖った胡麻塩髯をつけておって、幾分似通っている事も知っておった。

I also knew that the brothers were wearing sharp salt and pepper and they were somewhat similar.

そこで彼は髯を綺麗に剃落してアーントネリの出現を今か今かと心待ちに待っていた。

So he shaved his eyebrow cleanly and was looking forward to the emergence of Auntneri.

陥穽が成功した。

The pitfall succeeded.

弟は新調の衣裳にくるまって公爵顔をしながら大手をふって乗込んで来たのが運のつきでついにシシリヤ人の剣に倒れたんじゃ。

My brother, who was dressed in a new costume, came in with a dignified face while riding in a major, but at last he fell into a Sicilian sword with luck.

「しかし彼の細工にただ一つけっ点があった。

"But there was only one point in his work.

それはしかしこの人性のためにかえって名誉としなければならない、サレーダイン如き悪人は往々にして『人の性や善なり』と云う真理に目が届かん故意外の失敗をやるのだ。

But it must be honored for the sake of this humanity, and villains such as Saledaine often miss the unintended failure to reach the truth of "humanity and goodness."

彼はシシリヤ人が乗込んで来たら相手を夜中にナイフで刺殺すか、または垣の後から射殺するかして、どっちにしろ一言も音を出さぬように殺すに相違ないと信じておった。

He believes that if a Sisilian comes in, he stabbs his opponent with a knife in the middle of the night, or shoots him after a fence, and he must kill either word without sound. The

がアーントネリが武士の礼を重んじて偽公爵のスティーフンに正式の決闘を申込んだ時のポウルの慌て方といったらなかった。

There was no mention of Poul's way of saying when Auntrelli applied for a formal duel at the fake duke Stephen in honor of the warriors.

 わしはその時彼が舟に乗って逃出したのを見た。

At that time I saw him out in the boat.

「けれども、いかに彼は慌てても決して希望はすてなかった。

"But he was hopeless at all, no matter how he came.

彼は山師のスティーフンの気象もよく呑込んでおれば、熱狂児のアーントネリのコツもよく知っておった。

He was well aware of the weather of Mt. Stephan's, and he knew well the tips of the ardent girl Auntneri.

だからして、山師のスティーフンが、芝居の一役を演ずる愉快さやら、すわり心地の悪くない俄か公爵の待遇に対する恋々たる執着心やら、悪漢に似つかわしい糞度胸のよい運試し根性やら、剣術にかけての自信やらからして本当の事はまさか打ち明けないと安心しきっておったんだ。

Therefore, mountain teacher Stephen, who plays a role in the play, loves the attachment to the treatment of a bad feeling of jealousy or a duke, the good luck of a good luck trial of a fetish heart like a villain, a confidence in swordsmanship I was relieved that I had no idea what the real thing was.

更に熱狂児のアーントネリについては、彼もまた堅く口を緘して家の昔語りを他言する事なく、死刑に処せられるであろうと云う事を信じておった。

Furthermore, with regard to the enthusiastic girl Auntneri, he also firmly believed that he would be subject to the death penalty without saying the old story of the house.

そのためポウルは決闘が終結をつげるまで河中にいてぐずぐずしておった。

Therefore, Poul stayed in the middle of the river until the battle ended.

で見るまに村に急を告げ、警官を同道し、二人の敵が永遠に連行かれるのを見て、うまくいったとにこつきながら飯を食いおった次第じゃよ。」

I hurried to the village before I saw it, I took a police officer, saw the two enemies being taken away forever, and ate the meal while sticking with the success. "

「フン、彼奴めあんなに笑いやがるとは」とフランボーは、身慄いしながら云った。

"Hun, he wants to laugh like that," said Flanau, dressed as a groom.

「でも師父、全体そんなに大それた智慧は悪魔からでも借りて来たものでしょうか」

"But I wonder if the teacher, my whole great wisdom came from the devil?"

「その智慧は君から借用したんじゃ」

"That's what I borrowed from you."

「エエ、私からですって」

"Ah, from me"

「そうじゃ、あの手紙の文句に何んとあった、「貴下が探偵をまきて見当違いの逮捕をなさしむる手腕に至りては」とある。

"That's right, what's in the letter of that letter," Please come to a skill that makes you detective and make a misplaced arrest. "

これは君は犯罪的偉勲に対する讃辞であったんじゃ、フランボー君、あの先生は全く君の手を応用したんではなかったろうか、腹背両面に敵をうけながら、自分だけサッと体を開いて、前後の二人を衝突させ、そして殺合いをさせたんじゃなかったか。」

This was a tribute to a criminal grandfather, Franbo, that teacher might not have applied your hand at all, or open your own body while receiving an enemy on both sides Didn't you make two people collide and make them kill each other? "

折しもほの白い、暁空にも似た光が、夜空に流れて、草間がくれの月が次第に蒼白く輝き出た。

A light similar to the sky, which is also white, flows to the night sky, and the moon between grass gradually fades and shines.

二人は沈黙にふけりつつ流れを下った。

The two went down the stream with silence.

「マー師父」と突然フランボーが呼びかけた。

Suddenly Flambo called "Ma'der father".

「何んだかこうまるで夢のような気がしませんか」

"How do you feel like a dream?"

 だがブラウンは首をふるばかりで唖者のように黙っていた。

However, Brown just shuts his head like a prisoner.

夕闇を通して山櫨の匂いと果樹園の匂いとが二人の鼻に迫った。

Through the dusk the smell of the mountainous ridge and the smell of the orchard approached the noses of the two.

で天気が風ばんで来た事をわかった。

I realized that the weather was coming.

次の瞬間、風が小舟をゆるがせ、帆をふくらませた。

The next moment, the wind shook the small boat and made the sail inflate.

そして二人は蜿々たる流れの下の方へ、幸福なる土地、善良なる人の子の住む村々の方へと運んで行った。

And they carried them down the blazing stream, to the land of happiness, to the villages where the sons of good men live.

底本:「世界探偵小説全集 第九卷 ブラウン奇譚」平凡社

Sanemoto: "World Detective Novel Complete Collection No. 9-Brown Kirai" Heibonsha

   1930(昭和5)年3月10日発行

Published March 10, 1930 (Showa 5)

※「旧字、旧仮名で書かれた作品を、現代表記にあらためる際の作業指針」に基づいて、底本の表記をあらためました。

※ Based on "Working guidelines for restoring works written with old letters and old kana in modern notation", the basebook was re-written.

その際、以下の置き換えをおこないました。

At that time, the following replacements were made.

「或→あ・ある・あるい 相不変→あいかわらず 貴方・貴女→あなた 如何→いか 何れ→いずれ 何時→いつ 所謂→いわゆる 於て→おいて 於ける→おける 凡そ→およそ 且つ→かつ 曽て→かつて 斯程→かほど 位→くらい 斯→こ 此所→ここ 此方→こっち 此→この 是れ・是→これ 然・然し→しかし 暫く→しばらく 直ぐ→すぐ 頗る→すこぶる 即ち→すなわち 折角→せっかく 是非→ぜひ 其処→そこ 其→そ 沢山→たくさん 唯→ただ 但し→ただし 為→ため 段々→だんだん 丁度→ちょうど 一寸→ちょっと 附いて→ついて て居→てい・てお て呉→てく て見→てみ 何う→どう 兎角→とかく 何処→どこ 兎に角→とにかく 猶→なお 何故→なぜ 成程→なるほど 筈→はず 程→ほど 殆ど→ほとんど 亦・又→また 迄→まで 儘→まま 間もなく→まもなく 寧ろ→むしろ 若し→もし 若くは→もしくは 勿論→もちろん 尤も→もっとも 最早→もはや 矢っ張り→やっぱり 俺→わし 僅か→わずか」

"A → A · A · A phase change → No matter what you, you → A woman → You how → → Any → Any time → When → So-called → So-called → Keep → → Break → → And → → → → → → 位 → く ら い → → こ こ こ こ こ こ こ こ こ こ こ こ こ こ こ こ こ こ こ こ こ の こ の こ の こ の こ の こ の こ れ こ れ こ れ し か し し か し し か し し か し 暫 暫 暫 し ば ら く し ば ら く し ば ら く し ば ら く → → → す す す す す す → → す な わ ち す な わ ち す な わ ち す な わ ち す な わ ち す な わ ち 折 折 せ ぜ ひ ぜ ひHere → there 其 → so many → so many → many た だ → only → but 為 た め た め た め た め だ だ だ だ ち ょ う ど ち ょ う ど ち ょ う ど 一 一 つ い て つ い て て い て い て い ・ て く て く て く て く て く て く て く て く て み →兎 → か く 何 → → ど こ ど こ と に か く と に か く と に か く な お な お な お な お 何故 な ぜ な ぜ な ぜ な ぜ な る ほ ど な る ほ ど な る ほ ど は ず は ず は ず は ず は ず は ずThroat almost → most Mata also → or until → up as one likes → leave soon → shortly rather → rather Wakashi → If young → or course → course plausible → although longer → longer Yahhari → I thought I → eagle slightly → slightly "

※底本は、物を数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5-86)を、大振りにつくっています。

※ The bottom book is making a large number of "mu" (ku number 5-86) used when counting things and place names.

※底本中、「ステーフィン」「スティーフン」「ステフィーン」、あるいは「シシリー」「シシリア」「シシリヤ」の混在はそのままにしました。

※ In the bottom of the book, "Stefin," "Steifne," "Stefine," or "Sicily," "Sicily," and "Sicilya" were left untouched.

※語句の説明に使われた括弧内の文章は、割り注になっています。

※ The text in parentheses used to explain the words is a note.

※底本は総ルビですが、一部を省きました。

※ The bottom book is gross ruby, but I omitted a part.

入力:京都大学電子テクスト研究会入力班(逆凪紫)

Input: Kyoto University Electronic Text Study Group input group (凪 凪)

校正:京都大学電子テクスト研究会校正班(大久保ゆう)

Proofreading: Kyoto University Electronic Text Study Group proofreading group (Okubo Yu)

2004年6月2日作成

Created on June 2, 2004

青空文庫作成ファイル:

Aozora Bunko Creation File:

このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。

This file was created by the Internet library, Aozora Bunko (http://www.aozora.gr.jp/).

入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。

Volunteers were the ones who took part in input, proofreading and production.