文学その3

『青空文庫』にある作品を『Google Translate』で英訳してみました。

怪人二十面相:江戸川 乱歩(322-379)/3301

「人を呼んではいけません。

"Do not call people.

声をおたてになれば、ぼくは、かまわず引き金をひきますよ。」

If you speak up, I will pull the trigger. "

「きさまはいったい何者だ。

“Who are you?

もしや……。」

If so ... "

「ハハハ……、やっとおわかりになったようですね。

"Hahaha ... It seems that you finally understand.

ご安心なさい。

Please rest assured.

ぼくは、あなたのむすこの壮一君じゃありません。

I am not your son Soichi.

お察しのとおり、あなた方が二十面相と呼んでいる盗賊です。」

As you may have guessed, this is the bandit you call the 20th aspect. "

 壮太郎氏はお化けでも見るように、相手の顔を見つめました。

Mr. Sotaro stared at the other person's face as if he was a ghost.

どうしても、とけないなぞがあったからです。

Because there was a mysterious mystery.

では、あのボルネオ島からの手紙は、だれが書いたのだ。

So who wrote the letter from Borneo?

あの写真はだれの写真なのだ。

Who is that photo?

「ハハハ……、二十面相は童話の中の魔法使いです。

“Hahaha ..., Twenty-Family is a wizard in a fairy tale.

だれにでもできないことを、実行してみせるのです。

Show them what they can't do.

羽柴さん、ダイヤモンドをちょうだいしたお礼に、種明しをしましょうか。」

Mr. Hashiba, would you like to thank you for your diamonds? "

 怪青年は身の危険を知らぬように、落ちつきはらって説明しました。

◎ The mysterious youth calmed down and explained so as not to be aware of danger.

「ぼくは、壮一君のゆくえ不明になっていることをさぐりだしました。

“I have forgotten that Soichi ’s whereabouts are unknown.

同君の家出以前の写真も手に入れました。

I also got a picture of him before leaving home.

そして、十年のあいだに、壮一君がどんな顔にかわるかということを想像して、まあ、こんな顔をつくりあげたのです。」

And for the past 10 years, I imagined what kind of face Soichi would be, and I made this kind of face. "

 彼はそういって、自分のほおをピタピタとたたいてみせました。

He said so and hit his cheeks.

「ですから、あの写真は、ほかでもない、このぼくの写真なのです。

“That's why this photo is my own.

手紙もぼくが書きました。

I also wrote a letter.

そして、ボルネオ島にいるぼくの友だちに、あの手紙と写真を送って、そこからあなたあてに郵送させたわけですよ。

And I sent the letter and photo to my friend in Borneo and mailed it to you from there.

お気のどくですが、壮一君はいまだにゆくえ不明なのです。

As you might expect, Soichi is still unknown.

ボルネオ島なんかにいやしないのです。

I don't heal Borneo.

あれはすっかり、はじめからおしまいまで、この二十面相のしくんだお芝居ですよ。」

That's all from the beginning to the end. "

 羽柴一家の人々は、おとうさまもおかあさまも、なつかしい長男が帰ったという喜びに、とりのぼせて、そこにこんなおそろしいカラクリがあろうとは、まったく思いもおよばなかったのでした。

The people of the Hashiba family were surprised by the joy that their oldest son returned, and it was completely unthinkable that there would be such a frightening climax there.

「ぼくは忍術使いです。」

"I am a ninja witch"

 二十面相は、さも、とくいらしくつづけました。

The 20th aspect continued to be very frustrating.

「わかりますか。

"Do you understand.

ホラ、さっきのピンポンの玉です。

Hora, the ping-pong ball from a while ago.

あれが忍術の種なんです。

That is the kind of ninjutsu.

あれはぼくがポケットからじゅうたんの上にほうりだしたのですよ。

That's how I got out of my pocket onto the carpet.

あなたは、少しのあいだ玉に気をとられていました。

You were distracted by the ball for a little while.

机の下をのぞきこんだりしました。

I looked under the desk.

そのすきに宝石箱の中から、ダイヤモンドをとりだすのは、なんのぞうさもないことでした。

It was incredible to take diamonds out of the jewelry box.

ハハハ……、では、さようなら。」

Hahaha ... Goodbye. "

 賊はピストルをかまえながら、あとずさりをしていって、左手で、かぎ穴にはめたままになっていたかぎをまわし、サッとドアをひらくと、廊下へとびだしました。

The bandits swung back while holding a pistol, and with the left hand, turned the key that had been kept in the keyhole, opened the door quickly, and jumped out into the hallway.

 廊下には、庭にめんして窓があります。

In the corridor, there is a window facing the garden.

賊はその掛け金をはずして、ガラス戸をひらき、ヒラリと窓わくにまたがったかと思うと、

The bandit removes the latch, opens the glass door, and thinks that he straddled the window with a window.

「これ、壮二君のおもちゃにあげてください。

"Please give this to Soji's toy.

ぼくは人殺しなんてしませんよ。」

I will not kill you. "

といいながら、ピストルを部屋の中へ投げこんで、そのまま姿を消してしまいました。

However, the pistol was thrown into the room and disappeared.

二階から庭へととびおりたのです。

I jumped from the second floor to the garden.

 壮太郎氏は、またしても出しぬかれました。

Mr. Sotaro was out again.

 ピストルはおもちゃだったのです。

The pistol was a toy.

さいぜんから、おもちゃのピストルにおびえて、人を呼ぶこともできなかったのです。

I wasn't able to call people because I was scared of a toy pistol.

 しかし、読者諸君はご記憶でしょう。

But readers will remember it.

賊のとびおりた窓というのは、少年壮二君が、夢にみたあの窓です。

The window where the bandits jumped is the window that Soji Shonen dreamed of.

その下には、壮二君がしかけておいた鉄のわなが、のこぎりのような口をひらいて、えものをまちかまえているはずです。

Under that, an iron trap that Soji has set up should open a mouth like a saw and pick up food.

夢は正夢でした。

The dream was a true dream.

すると、もしかしたら、あのわなも何かの役にたつのではありますまいか。

Then, isn't that trap useful for something?

 ああ、もしかしたら!

Oh, maybe!

池の中

In the pond

 賊がピストルを投げだして、外へとびおりたのを見ると、壮太郎氏はすぐさま、窓のところへかけつけ、暗い庭を見おろしました。

When seeing the bandits throwing out a pistol and jumping outside, Sotaro immediately approached the window and looked down at the dark garden.

 暗いといっても、庭には、ところどころに、公園の常夜燈のような、電燈がついているので、人の姿が見えぬほどではありません。

暗 い Even though it is dark, there are some electric lights in the garden, like the night-lights in the park, so it is not enough to see people.

 賊はとびおりたひょうしに、一度たおれたようすですが、すぐムクムクとおきあがって、ひじょうな勢いでかけだしました。

The bandits seemed to have stood once in a hiccup, but they immediately started up and started out with great momentum.

ところが、案のじょう、彼は例の花壇へとびこんだのです。

However, as expected, he jumped into the flowerbed.