文学その3

『青空文庫』にある作品を『Google Translate』で英訳してみました。

怪人二十面相:江戸川 乱歩(823-868)/3301

 老人はだまったまま先に立って、ぐんぐん奥のほうへはいっていきます。

The old man stands ahead and goes to the back.

廊下のつきあたりに、むかしは、さぞりっぱであったろうと思われる、広い部屋があって、その部屋のまんなかに、布をまきつけたままの仏像のガラス箱が、電燈もない、はだかろうそくの赤茶けた光に、照らしだされています。

In the middle of the corridor, there is a large room that seems to have been swaying, and there is a glass box of Buddha statues with cloths in the middle of the room, there is no electric lamp, reddish brown candle The light is lit up.

「よしよし。

“Yoshiyoshi.

おまえたちうまくやってくれた。

You did well.

これはほうびだ。

This is a reward.

どっかへ行って遊んでくるがいい。」

Go somewhere and play. "

 三人の者に数枚の千円札をあたえて、その部屋を立ちさらせると、老人は、ガラス箱の布をゆっくりとりさって、そこにあったはだかろうそくを片手に、仏像の正面に立ち、ひらき戸になっているガラスのとびらをひらきました。

Give the three people several thousand-yen bills and let the room stand up. I stood and opened the glass door, which was a door.

「観音さま、二十面相の腕まえは、どんなもんですね。

“Kannon-sama, what is your 20-faceted arm?

きのうは二百万円のダイヤモンド、きょうは国宝級の美術品です。

Yesterday is a 2 million yen diamond, and today is a national treasure-class piece of art.

このちょうしだと、ぼくの計画している大美術館も、まもなく完成しようというものですよ。

With this, the large art museum that I am planning will soon be completed.

ハハハ……、観音さま。

Hahaha ... Kannon.

あなたはじつによくできていますぜ。

You are really good.

まるで生きているようだ。」

It looks like I'm alive. "

 ところが、読者諸君、そのときでした。

However, readers, that time.

二十面相のひとりごとが、終わるか終わらぬかに、彼のことばどおりに、じつにおそろしい奇跡がおこったのです。

Every one of the twenty faces did not end or end, but according to his words, a terrible miracle occurred.

 木造の観音さまの右手が、グーッと前にのびてきたではありませんか。

The right hand of the wooden kannon-san has stretched forward.

しかも、その指には、おきまりのハスの茎ではなくて一|丁のピストルが、ピッタリと賊の胸にねらいをさだめて、にぎられていたではありませんか。

Moreover, the finger was not pinched by a lot of lotus stems, but a single pistol was being caught in the chest of the bandits and the bandits.

 仏像がひとりで動くはずはありません。

The Buddha statue should not move alone.

 では、この観音さまには、人造人間のような機械じかけがほどこされていたのでしょうか。

Then, was this Kannon-sama machined like an Android?

しかし鎌倉時代の彫像に、そんなしかけがあるわけはないのです。

However, there is no such thing as a statue in the Kamakura period.

すると、いったいこの奇跡はどうしておこったのでしょう。

Then why did this miracle happen?

 だが、ピストルをつきつけられた二十面相は、そんなことを考えているひまもありませんでした。

However, Twenty-Family who was attached to the pistol had no time to think about that.

彼は「アッ。」

He said, “Ah.”

とさけんで、たじたじとあとじさりをしながら、手むかいしないといわぬばかりに、思わず両手を肩のところまであげてしまいました。

As I stumbled, I stubbornly raised my hands up to my shoulders.

おとしあな

Otoshiana

 さすがの怪盗も、これには胆をつぶしました。

As expected, the phantom thief was crushed.

相手が人間ならばいくらピストルを向けられてもおどろくような賊ではありませんが、古い古い鎌倉時代の観音さまが、いきなり動きだしたのですから、びっくりしないではいられません。

If the opponent is a human being, no matter how much the pistol can be pointed, it is not a surprising bandit, but the old Kanakura era Kannon-san suddenly started to move, so you can't be surprised.

 びっくりしたというよりも、ゾーッと心の底からおそろしさがこみあげてきたのです。

Rather than being astonished, the temperament came from the bottom of my heart.

こわい夢をみているような、あるいはお化けにでも出くわしたような、なんともえたいのしれぬ恐怖です。

It's a horrible horror like a scary dream or a ghost.

 大胆不敵の二十面相が、かわいそうに、まっさおになって、たじたじとあとじさりをして、ごめんなさいというように、ろうそくを床において、両手を高くあげてしまいました。

二 The twenty-faced face of fearlessness was pitiful, ridiculed, swallowed, and raised his candles on the floor.

 すると、またしても、じつにおそろしいことがおこったのです。

Then again, something strange happened.

観音さまが、れんげの台座からおりて、床の上に、ヌッと立ちあがったではありませんか。

Isn't Guan Yin standing on the pedestal of Renge and standing up on the floor?

そして、じっとピストルのねらいをさだめながら、一歩、二歩、三歩、賊のほうへ近づいてくるのです。

And while approaching the aim of the pistol, one step, two steps, three steps, approaching the bandits.

「き、きさま、いったい、な、何者だっ。」

“Ki, Kisama, what, who?”

 二十面相は、追いつめられたけもののような、うめき声をたてました。

The 20th face groaned like a catch-up.

「わしか、わしは羽柴家のダイヤモンドをとりかえしに来たのだ。

“Washika, I came to replace the Hashiba family's diamonds.

たった今、あれをわたせば、一命を助けてやる。」

If I give it right now, I will save my life. "

 おどろいたことには、仏像がものをいったのです。

The thing that was surprising was the statue of Buddha.

おもおもしい声で命令したのです。

He ordered with a funny voice.

「ハハア、きさま、羽柴家のまわしものだな。

“Haha, Kisama, Hashiba family.

仏像に変装して、おれのかくれがをつきとめに来たんだな。」

I was disguised as a Buddha statue and my hide came to me. "

 相手が人間らしいことがわかると、賊は少し元気づいてきました。

The bandits have become a little more energetic when they understand that the other person is human.

でも、えたいのしれぬ恐怖が、まったくなくなったわけではありません。

However, the horrible horror that I wanted to do is not gone.

というのは、人間が変装したのにしては、仏像があまり小さすぎたからです。

This is because the Buddha statue was too small for humans to disguise.

立ちあがったところを見ると、十二―三の子どもの背たけしかありません。

Looking at the place where I stood up, there was only a back of a few children.

その一寸法師みたいなやつが、落ちつきはらって、老人のようなおもおもしい声でものをいっているのですから、じつになんとも形容のできないきみ悪さです。

The one who looks like a one-dimensional teacher calms down and speaks in a funny voice like an old man, so it's actually a weirdness that can't be described.