文学その3

『青空文庫』にある作品を『Google Translate』で英訳してみました。

怪人二十面相:江戸川 乱歩(2315-2362)/3301

 やがてほどもなく、いかめしい調べ室に、りんごのようなほおの、かわいらしい小林少年があらわれました。

Soon, a cute Kobayashi boy like a apple appeared in a cute study room.

そして、賊の姿を一目見るやいなや、これこそ、外務省の辻野氏と偽名した、あの人物にちがいないと証言しました。

And as soon as I saw the bandits, I testified that this must be the person who was falsely named Mr. Kanno of the Ministry of Foreign Affairs.

「わしがほんものじゃ」

"I'm a real thing"

「この人でした。

"I was this person.

この人にちがいありません。」

This person must be. "

 小林君は、キッパリと答えました。

Mr. Kobayashi replied.

「ハハハ……、どうだね、きみ、子どもの眼力にかかっちゃかなわんだろう。

"Hahaha ..., how about you, you're probably wondering about your child's eyesight?

きみが、なんといいのがれようとしたって、もうだめだ。

No matter how good you are, it's no use.

きみは二十面相にちがいないのだ。」

You must be a twenty face. "

 中村係長は、うらみかさなる怪盗を、とうとうとらえたかと思うと、うれしくてしかたがありませんでした。

Mr. Nakamura was happy to think that he finally caught the enviable phantom thief.

勝ちほこったように、こういって、真正面から賊をにらみつけました。

Like I won, I looked at the bandits from the front.

「ところが、ちがうんですよ。

“But it ’s different.

こいつあ、こまったことになったな。

Hey, that's what happened.

わしは、あいつが有名な二十面相だなんて、少しも知らなかったのですよ。」

I didn't know at all that he was a famous twenty face. "

 紳士に化けた賊は、あくまでそらとぼけるつもりらしく、へんなことをいいだすのです。

A bandit who has turned into a gentleman seems to be out of sight, and says something strange.

「なんだって?

"What did you say?

 きみのいうことは、ちっともわけがわからないじゃないか。」

I don't know what you mean. "

「わしもわけがわからんのです。

"I don't know why.

すると、あいつがわしに化けてわしを替え玉に使ったんだな。」

Then he turned into an eagle and used me as a replacement. "

「おいおい、いいかげんにしたまえ。

"Hey hey, make it nice.

いくらそらとぼけたって、もうその手には乗らんよ。」

No matter how much you're out of focus, you can't get in that hand anymore. "

「いやいや、そうじゃないんです。

“No, no, not.

まあ、落ちついて、わしの説明を聞いてください。

Well, calm down and listen to my explanation.

わしは、こういうものです。

I'm like this.

けっして、二十面相なんかじゃありません。」

It ’s not about 20 faces. "

 紳士はそういいながら、今さら思いだしたように、ポケットから名刺入れを出して、一枚の名刺をさしだしました。

The gentleman said so well, but as he thought, he took out a business card holder from his pocket and put out a business card.

それには『松下庄兵衛』とあって、杉並区のあるアパートの住所も、印刷してあるのです。

It is called “Matsushita Shobei” and the address of the apartment in Suginami Ward is also printed.

「わしは、このとおり松下というもので、少し商売に失敗しまして、今はまあ失業者という身のうえ、アパート住まいのひとり者ですがね。

“I'm Matsushita, as I said, and I failed to do business a little, and now I am an unemployed person and one of the apartment dwellers.

きのうのことでした。

It was yesterday.

日比谷公園をブラブラしていて、ひとりの会社員ふうの男と知りあいになったのです。

I was in Hibiya Park and got to know one office worker.

その男が、みょうな金もうけがあるといって、教えてくれたのですよ。

The man told me there was a lot of money.

 つまり、きょう一日、自動車に乗って、その男のいうままに、東京中を乗りまわしてくれれば、自動車代はただのうえに、五千円の手あてを出すというのです。

In other words, if you ride in a car for the whole day and ride around Tokyo as the man says, the car will be paid for 5,000 yen.

うまい話じゃありませんか。

Isn't it a good story?

わしはこんな身なりはしていますけれど、失業者なんですからね、五千円の手あてがほしかったですよ。

I'm dressed like this, but because I'm an unemployed person, I wanted a hand of 5,000 yen.

 その男は、これには少し事情があるのだといって、何かクドクドと話しかけましたが、わしはそれをおしとどめて、事情なんか聞かなくてもいいからといって、さっそく承知してしまったのです。

The man talked to Kudokud that there was a little circumstance in this, but I told him that he didn't have to ask about it. It has been.

 そこで、きょうは朝から自動車でほうぼう乗りまわしましてな。

So, today I've been riding a car in the morning.

おひるは鉄道ホテルで食事をしろという、ありがたいいいつけなんです。

Ohiru is a great way to eat at a railway hotel.

たらふくごちそうになって、ここでしばらく待っていてくれというものだから、ホテルの前に自動車をとめて、その中にこしかけて待っていたのですが、三十分もしたかとおもうころ、ひとりの男が鉄道ホテルから出てきて、わしの車をあけて、中へはいってくるのです。

I was waiting for a while here, so I stopped my car in front of the hotel and waited in it. Comes out of the railroad hotel, opens my car and goes inside.

わしは、その男を一目見て、びっくりしました。

I was surprised to see the man at a glance.

気がちがったのじゃないかと思ったくらいです。

I just thought I was wrong.

なぜといって、そのわしの車へはいってきた男は、顔から、背広から、がいとうからステッキまで、このわしと一|分一|厘もちがわないほど、そっくりそのままだったからです。

This is because the man who came into my car, from the face, from the back, from the gauze to the walking stick, was exactly the same as I did.

まるでわしが鏡にうつっているような、へんてこな気持でした。

I felt like I was in the mirror.

 あっけにとられて見ていますとね、ますますみょうじゃありませんか。

Isn't it even more swaying when you are being taken away?

その男は、わしの車へはいってきたかと思うと、こんどは反対がわのドアをあけて、外へ出ていってしまったのです。

The man thought that he had entered my car, but now the other side opened my door and went out.

 つまり、そのわしとそっくりの紳士は、自動車の客席を、通りすぎただけなんです。

In other words, the gentleman who looks exactly like the sardine just passed the car seat.

そのとき、その男は、わしの前を通りすぎながら、みょうなことをいいました。

At that time, the man said that he was passing by in front of me.

『さあ、すぐに出発してください。

[Now, please leave immediately.

どこでもかまいません。

It can be anywhere.